情熱とこだわりのワインを醸造する、クラマ・ミルチェシュティを紹介！

クラマ・ミルチェシュティ（CRAMA MIRCESTI）は、キシナウから約80Km離れたところにあるワイナリーです。

クラマ・ミルチェシュティは、古い貴族の邸宅の跡地に建てられています。そのため、クラマ・ミルチェシュティの創業者A・フォシュニャは、絵のような美しい環境の中で育ちました。そして、祖母からワイン造りを学びました。その後、祖母からワイン造りの技術を受け継いだA・フォシュニャは、ドイツでブドウ栽培について学びました。

このドイツ留学では、ブドウ栽培についてだけではなく、規律、厳しさ、威厳、プロフェッショナリズムの意味も勉強しました。ドイツ留学で学んだことも、彼のワイン造りに生かされることになるのです。

そして、ドイツ留学の後、「ワインを通じて、人と人を結び付け、友情や愛情が生まれるきっかけになってほしい」という信念を元に、クラマ・ミルチェシュティを創設しました。

ワイン造りはどうしても生産性が求められたり、商業的な側面が優先されがちです。しかし、創業者A・フォシュニャが目指したのは、商業的なものとは無縁のワイン造りでした。

彼の理想の中には、ワイン愛好家だけでなくワインに詳しくない人からもファンになってもらうことも目指しています。これを実現するには、ワイン造りに愛情を注ぎ、上質なワインを醸造する必要があります。

クラマ・ミルチェシュティのワインを楽しむすべての人が「ワインを楽しみながらワインに対する知識を深めていく」という理想を実現するために、クラマ・ミルチェシュティの職人たちは今日もワイン造りに励んでいます。

クラマ・ミルチェシュティでは、テロワールを何より大切にしています。

テロワールとは、「ブドウの樹をとりまくものすべて」を指し、主には土壌や気候を意味します。

クラマ・ミレシティのワイン造りでは、このテロワールの概念に基づいて、ブドウの品質にこだわっています。A・フォシュニャは、ワインの味の90％はブドウの品質によって保証され、10％は職人の技術によるものと考えています。

ブドウの品質が重要とは言え、ワインの味の10％は人間の手によって決まるため、ブドウの栽培方法や職人の醸造技術も非常に重要です。しかし、クラマ・ミルチェシュティではブドウの栽培やワインの醸造に対して、効率性や生産性を必要以上に求めていません。情熱を持って、一本一本の木に愛着を持ってブドウを育てています。このこだわりが、上質なブドウの栽培に繋がり、ワインの一滴一滴に表れています。

クラマ・ミルチェシュティのワインは新鮮で味がしっかりしており、個性的な味わいを楽しむことができます。

先述したように、上質なワインの醸造に大きく関係しているのがテロワールです。

クラマ・ミルチェシュティのブドウ畑は、モルドバで一番高い丘の上にあります。この丘は180度東向きに開けており、階段状の地形になっています。

テロワールにおいて、土壌は非常に重要な要素です。クラマ・ミルチェシュティのワイン畑は、ブドウの木が太陽の光を浴びたり、栄養をしっかり吸収できるのに最適な傾斜に植えています。

そして、酸味のあるフレッシュな白ワインを作るために、白ブドウの栽培環境にもこだわっています。上質な白ブドウを栽培するために、日陰で風当たりの弱い傾斜を用意しています。

ワインの味を決めるのはテロワールであり、人間は最後の仕上げをするだけです。そのために、クラマ・ミルチェシュティでは、ブドウ栽培に最適な環境を作り続けています。

本記事ではクラマ・ミルチェシュティ（CRAMA MIRCESTI）について紹介しました。

クラマ・ミルチェシュティでは、「ワインを通じて様々な出会いのきっかけを作りたい」という信念をもとに、ワインの醸造に日々励んでいます。そのためには、上質なブドウを栽培する必要があり、テロワールにも徹底的にこだわっています。

上質なモルドバワインを堪能してみたい方は、ぜひクラマ・ミルチェシュティのワインを試してみてはいかがでしょうか。

＜クラマ・ミルチェシュティ（CRAMA MIRCESTI）＞
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アクセス：
キシナウから車で約1時間30分