ワインは5000年以上の歴史を持つ、古くから人々に親しまれているお酒です。
それではワインはどこで生まれ、どのように広まっていったのでしょうか。
そこで本記事では、ワインの歴史を詳しく解説します。
今日から使える雑学なので、ぜひ友達とワインを楽しむ際には雑学を披露してください。
目次
1ワインの起源
ワインの起源には諸説ありますが、紀元前3000年頃にモルドバやジョージアで造られ始めたという記録が残っています。
紀元前8000年頃のメソポタミアやエジプトの壁画に、ワインと思われるものが描かれていることから、メソポタミアやエジプトが発祥という説もありますが定かではありません。
いずれにしても、ワインの歴史は5000年以上あることは間違いありません。
ワインは5000年以上の年月をかけて、世界中に広まりながら発展してきました。
それでは、ワインはどのように世界に広がっていったのか、次の章から詳しく解説していきます。
2ワインはどのように世界に広がっていったのか
ワイン造りは、紀元前5000〜8000年頃に東ヨーロッパや中東地域で始まりました。
東ヨーロッパや中東地域から、まず最初に伝わったのはギリシャでした。
ギリシャにワイン造りが伝わったのは紀元前1500年頃で、他国との貿易を盛んに行っていたギリシャによって少しづつ周辺地域にワインが広まっていきます。
そして紀元前600年頃に、ギリシャ人の一部が南フランス(現在のマルセイユ)に移り住んだ時にワイン造りの技術も伝わりました。
当時のフランスと言えば、ローマ帝国が勢力を強めていた頃です。
このローマ帝国の勢力拡大の波に乗って、ワインは一気にヨーロッパ中に広められます。
そして、2世紀頃にはフランスのワインの産地(ブルゴーニュ地方、ボルドー、シャンパーニュ地方)にも伝わっています。
こうしてヨーロッパでも盛んになってきたワイン造りですが、中世ヨーロッパではワインとキリスト教が深く関係します。
西暦1000年頃になると、キリストの教えが生活の中にも浸透し始めた頃です。
中世ヨーロッパでは、ワインは「キリストの血」として神聖なものとして扱われ、ミサでも使用されるようになりました。
そして16世紀のヨーロッパは大航海時代を迎えます。
この大航海時代にワインはヨーロッパから全世界へ広がりました。
チリや南アフリカなど、世界にはワインの名産地がたくさんあります。
ヨーロッパ以外のワインの産地には、この大航海時代にワイン造りが伝わったと考えられています。
そして、この大航海時代にワイン造りは日本にも伝わることになります。
日本のワインの歴史は次の章で詳しく紹介しますね。
3日本のワインの歴史
日本にワインが伝わったのは16世紀のことでした。
1549年にフランシスコ・ザビエルがキリスト教布教のために、日本に来航した時にワインを持ち込んだのが始まりと言われています。
しかし、日本は鎖国していたこともあり、西洋の食文化の一つであるワインはなかなか広ましませんでした。
明治時代に入ると日本は近代化が進み、どんどん西洋の文化が取り入れられることになります。
同時にワインも徐々に日本に広まり、ワインの醸造が政府からも推奨されるようになりました。
そして、明治3年には国内初の「ぶどう酒共同醸造所」が設立されました。
その後、一般家庭でもワインの消費が増えたことにより、ワインを製造するメーカーも増えます。
各企業が改良を重ね、現在では国産ワインも海外から高い評価を受けるようになりました。
4おすすめモルドバワイン3選
ワインの歴史を紐解くと、古くから改良が重ねられたことで今日の美味しいワインが生まれてきたことがわかりましたね。
そして、現在でもワインの改良は進められ、良質なワインが生産されています。
その良質なワインの一つが、モルドバワインです。
モルドバワインはテロワールを大切にしたワイン造りが行われ、良質なワインが多数生産されています。
そこでここでは、数あるモルドバワインの中からモルドバワインを3つ厳選して紹介します。
5GOGU プレミアム・メタフォラ・オレンジ〈オレンジ〉2020
GOGU プレミアム・メタフォラ・オレンジ2020は、はちみつやジャスミンの華やかな香りとふくよかなミネラルの味わいがバランスよく広がります。
このワインは、スパイスを使ったエスニック料理によく合います。
ワインの色は、透明感のある黄色味がかったオレンジ色をしています。
6【インターナショナルワインチャレンジ2021 銀賞受賞】GOGU ヴィオリカ〈白〉2020
モルドバワインを試してみたい人におすすめなのが、GOGU ヴィオリカ〈白〉2020です。
GOGU ヴィオリカ〈白〉2020は、インターナショナルワインチャレンジ2021で銀賞受賞しています。
世界的に評価が高いワインなので、モルドバワインの入門にはぴったりです。
GOGU ヴィオリカ〈白〉2020は、お花畑で息を吸い込むような楽しい香りとライチのニュアンスの白ワインです。
味わいは、シャープですっきりしているのが特徴です。
このワインは、中華やインド料理のようなエスニックでスパイスのきいた料理やクリーム煮等によく合います。
ワインの色は、チャーミングな淡い黄色をしています。
世界が認めたワインを、ぜひあなたの食卓でお楽しみください。
7GOGU キューべ・ルージュ〈赤〉2019
赤ワインを好む人にぜひ試してもらいたいのが、GOGU キューべ・ルージュ〈赤〉2019です。
GOGU キューべ・ルージュ〈赤〉2019は、スミレ、ピーマン、胡椒のスパイシーな香りが食欲をそそる、ミディアムボディの赤ワインです。
このワインは、ステーキ、羊肉のロースト等の焼いた赤身の肉とよく合います。
肉料理との相性も良いので、まさに赤ワインの王道的なワインと言えます。
8ワインは昔も今も進化している
ワインは5000年以上の歴史を持つ、伝統あるお酒です。
モルドバやジョージアの地域で始まったワイン造りは、ローマ帝国の勢力拡大、キリスト教の布教や大航海時代をきっかけに世界中に広がりました。
本記事で紹介したモルドバワインのように、研究や品種改良が重ねられることで、今日でもワインはどんどん進化しています。
これからどんな美味しいワインが楽しめるのか、今から楽しみですね。