ワインは、使用するワイングラスによって味や風味が変わってきます。
そのため、ワイングラス選びはワインの魅力を引き立てるために非常に重要です。
そこで本記事では、ワインに合った適切なワイングラスの選び方を紹介します。
目次
1ワインのタイプ別グラスの選び方
ここでは、次の5つのワインのタイプ別に、最適なサイングラスを紹介します。
・渋味のある赤ワイン
・酸味の強い赤ワイン
・辛口の白ワイン
・味がしっかりした樽熟成の白ワイン
・シャンパンやスパークリングワイン
2渋味のある赤ワイン
渋味のある赤ワインには、ボルドーグラスがおすすめです。
ボルドーグラスは、すぼまりのゆるやかな大ぶりのボウルが特徴です。
ボウルが大ぶりなことで、ワインの香りがボウルに貯まり、口にワインを含む際には渋みを
まろやかにしてくれます。
また、大ぶりなボウルは香りや酸味などのバランスを整える効果もあります。
☆代表的な品種
カベルネ・ソーヴィニヨン
メルロ
ボルドー(赤)
3酸味の強い赤ワイン
酸味の強い赤ワインには、ブルゴーニュグラスがおすすめです。
ブルゴーニュグラスは、口のすぼまった大ぶりのボウルが特徴です。
ボウルが大きいため、ワインが空気に触れる面積が大きく、ワインの味をまろやかに仕上げ
てくれます。
また、飲む口が狭まっている形状によって、ワインの香りをより豊かに感じさせてくれま
す。
☆代表的な品種
ピノ・ノワール
ネッビオーロ
ブルゴーニュ(赤)
4辛口の白ワイン
さっぱり辛口の白ワインには、万能型のグラスが最適です。
万能型のグラスは、口のすぼまった中ぶりのボウルが特徴です。
口がすぼまっていることで、口に含んだワインは舌の中央を直線的に流れます。
ボウルが中ぶりであるため、空気にワインが触れる面積も広いので、果実味と酸味のバラン
スを整えます。
☆代表的な品種
リースリング
ソーヴィニヨン・ブラン
シャルドネ(シャブリなどの辛口)
5樽熟成の味がしっかりした白ワイン
まろやかな成熟した白ワインには、モンラッシュ型のグラスが最適です。
モンラッシェ型のグラスは、口の広い、大ぶりのボウルが特徴です。
飲み口(リム)が広いぶん、口に含んだ際にワインの味がワイルドに広がります。
☆代表的な品種
オークド・シャルドネ(樽熟成)
6シャンパンやスパークリングワイン
シャンパンやスパークリングワインには、フルートグラスがおすすめです。
フルートグラスは細長く、スタイリッシュな形状で、ボウルに少し膨らみのあるのが特徴で
す。
形状が縦長いことで、きめ細やかな泡立ちを持続させることができます。
7初心者は赤白兼用のグラスがおすすめ
ここまで、5つのタイプのワイングラスを紹介してきました。
しかし、いくらワインに合ったグラスを選ぶことが大切とは言え、色んなワインを飲むため
に何脚もワイングラスを用意するのは大変ですよね。
家でワインを気軽に楽しむために、赤白兼用のグラスも発売されています。
特にまだ自分の好みのワインが定まっていない初心者は、赤白兼用のグラスを購入するのが
おすすめです。
兼用のものであれば、どんなワインでもワインの魅力をある程度までは引き出してくれるの
で、間違いはないですね。
ワイングラス選びに迷っている方は、ぜひ検討してみてください。
8まとめ:ワイングラス選び
ワインはワイングラスによって味や風味が変わります。
そのためワインの魅力を最大限に引き立てるには、適切なワイングラスを選ぶことが重要で
す。
とは言え、初心者でもいきなり高いグラスを何脚も揃えれば良いというわけではありませ
ん。
現在は家庭で色んなワインを楽しむのに最適な、赤白兼用のワイングラスも発売されていま
す。
ワイン選びも楽しいですが、ワイングラスも奥が深いです。
ワインを楽しむ際は、ぜひワイングラスにも注目してみてください。