誰でも子供の頃に昔話や童話など子供のころに日本昔話や童話などを読んだ事があるのではないでしょうか。
もちろんモルドバにもそういったお話がいくつも存在しています。
そこで本記事では、いくつもある中の作者や童話について紹介していきます。
1童話ググツィア
作者はスピリドン・ヴァンゲリで【ググツィア】は羊の皮の帽子をかぶった少年が主人公で冬の寒さから周りの人を守り、人を助けるごとに帽子が大きくなっていくお話で、心温まる童話です。
帽子が大きくなっていく様子は彼に助けられた人々が帽子の下で寄り添うようにあらわされています。モルドバの冬は気温がマイナス20度、30度となりますので地域の特色がでている物語になります。
2モルドバの童話作家
●スピリドン・ヴァンゲリ
もとは数学教授でしたが1962年に初の作品【蝶の国で】を出版し40もの国の言語で翻訳されている作品です。
その後、青い小屋の小さな少年、ググツィアの冒険、青い目をした馬などを出版し時には画家とのコラボレーションもしています。
【代表作】
代表作「ググツェ」シリーズの「ググツェの帽子」 など
●イオン・クレアンガ
19世紀ルーマニア文学に携わる人物でもとは教師です。
作品は、老人の娘と、老婦人の娘、ヤギと3人の子供たち、はラップ・アルなど。
作品はファンタジー系で特徴的な物語が多くあります。
彼の死後に多くの栄誉が与えられ、モルドバとルーマニアの記念館などもあります。
【代表作】
ラック・アル など
●ミハイ・エミネスク
小説家、ジャーナリストとして有名で影響力のある人物で彼の死後に出版された小説もあり
詩集やルーマニアの紙片にも肖像が利用されるような有名な人物です。
自然や愛、憎しみについていくつもの作品を残しています。
物語の一つにオオカミがヤギの家に入り子供を食べてしまいオオカミに復讐をするといったグリム童話の「オオカミと7ひきのこやぎ」のようなストーリーもあるようです。
【代表作】
ドイナ など
3まとめ
ほとんどの国に存在する童話や昔話はそれぞれの国や地域の生活や文化、宗教などが書かれていることが多くあり、童話や昔話を読むことでその国や地域の文化や宗教、考え方などを知る事が出来ます。
特にグリム童話は1970年代にドイツのヤーコプグリムによって書かれた作品で影響を受けている作品もありそうです。
日本の童話、昔話と違った時代背景や風があり今回紹介させて頂いた作者は1800年代の作者になりますのでその時代の背景などもあり読んでみると面白いと思います。
またモルドバはロシアやルーマニアなど近隣の国との複雑な関係があるため近隣諸国のお話も混在している可能性もあります。