モルドバ国内には3つの空港があり、その中でも特に有名なのがキシナウ国際空港です。
キシナウ国際空港には、ヨーロッパ各地から国際線も発着しており、モルドバの空の玄関口として機能しています。
みなさんもモルドバへ飛行機でアクセスする場合は、キシナウ国際空港を利用することになるでしょう。
そこで本記事では、モルドバのキシナウ国際空港を詳しく紹介します。
1キシナウ国際空港はどんな空港?

現代では、国を行き来する際には、飛行機が使われる機会も多くありますよね。
そのため、空港はどの国でも経済、観光、金融の分野において大きな役割を担っていると言えます。
キシナウ国際空港は、モルドバの3つの空港の中で最も規模が大きく、近代的で新しい建物を有しています。
毎日、世界の様々な方面に旅立つ人を見送り、モルドバに訪れる人を迎えています。
そんなキシナウ国際空港ですが、世界的にも評価が高いんです。
キシナウ国際空港は2008年から2010年まで3年連続で、CIS諸国の中で最も優れた空港として評価されました。
2011年には「CIS諸国の中でダイナミックに発展している空港」というノミネーションで賞を受賞しました。
ここまでの評価を受けることができたのも、常日頃から空港施設の改善に取り組んでいるからと言えます。
そして、空港の利用者数も増え続け、2018年の利用客数はついに300万人を超えました。
2キシナウ国際空港の歴史

キシナウ国際空港は、モルドバ航空が設立されてから16年後の1960年代に正式に開港しました。
その後、利用客は徐々に増えていき、1987年の空港利用客は年間100万人に達しました。
当時はソビエト連邦の80以上の都市と、ヨーロッパを中心とした20都市を空路で結んでいました。
ソ連から独立後の1995年には、モルドバ唯一の国際空港となりました。
3キシナウ国際空港の現在

キシナウ国際空港は空港を利用する以外にも、魅力的な場所として知られています。
キシナウ国際空港はモダンなデザインが採用され、素敵なカフェやレストランがたくさんあります。
空港内にあるKIV免税店では、おいしいモルドバワインとスイーツを豊富に取り揃えています。
もし、キシナウ市内でお土産を買い忘れた場合でも、出国の時に空港で買うことができるので安心です。
また、空港内には素敵なモニュメントがいくつかあり、写真撮影スポットになっています。
どれも特徴的なモニュメントなので、SNSにアップするとたくさんの人が興味を持ってくれることでしょう。
4キシナウ空港で毎年開催される航空ショー

毎年キシナウ国際空港では、開港を記念した航空ショーが開催されています。
例年9月19日に開催され、曲芸飛行、風洞実験、航空機材の展示などが行われます。
この航空ショーは国をあげた一大イベントでもあるため、政府が著名人を招いたり、国内外から毎年数万人の観客が集まってきます。
2018年には、ルーマニアのエアロクラブのパイロットとバルト三国の曲技飛行チーム「バルトビーズ」が難易度の高い曲技飛行を披露しました。
飛行機やヘリコプターの展示では、飛行機とヘリコプターの歴史について学ぶことができます。
昔の飛行機やヘリコプターの展示もあるので、来場者が実際に中に入って自分の手で歴史に触れることも可能になっています。
5モルドバでは空港も楽しもう!

キシナウ国際空港は、優れたデザインや質の高いサービスが提供されていることから、国内外から高い評価を受けてきました。
空港内では食事や写真撮影を楽しむことができ、飛行機に乗らずとも訪れたい場所になっています。
毎年9月には航空ショーも開催されているので、9月にモルドバを訪れる際はぜひ参加したいところです。