「キシナウだけでなく、モルドバの地方都市も行ってみたい!」と考える人もいるのではないでしょうか。モルドバは、首都のキシナウが有名ですが、地方にも魅力的な都市がいくつかあります。
そこで本記事では、モルドバの地方都市である、ティラスポリとベンデルの見どころを紹介します。
目次
- 1. ティラスポリの観光地
- 2. ティラスポリの観光地 - 10月25日通り
- 3. ティラスポリの観光地 - スヴォーロフ広場
- 4. ティラスポリの観光地 - 連邦政府市庁舎&レーニン像
- 5. ティラスポリの観光地 - 栄光のモニュメント
- 6. ティラスポリの観光地 - I loveモニュメント
- 7. ベンデルの観光地
- 8. ベンデルの観光地 - ティギナ要塞
- 9. ベンデルの観光地 - 戦車のモニュメントとベルタワー
- 10. ベンデルの観光地 - ティラスポリとベンデルへのアクセス
- 11. ベンデルの観光地 - ミニバス
- 12. ティラスポリ、ベンデルの観光のポイント
- 13. キシナウからティラスポリ&ベンデルへ、1dayトリップしよう!
1ティラスポリの観光地

ティラスポリの見所は、次の5つがあります。
・10月25日通り
・スヴォーロフ広場
・連邦政府舎庁&レーニン像
・栄光のモニュメント
・Iloveモニュメント
それぞれ詳しく解説していきます。
2ティラスポリの観光地 - 10月25日通り

10月25日通りは、ティラスポリを東西に走るメインストリートです。通り沿いには、旧ソ連の国々でよく見られるような、無機質で巨大な集合住宅が建ち並んでいます。
走っているバスや車も旧式のものが多く、「旧ソ連時代から、時間が止まった街」という印象を受けます。
3ティラスポリの観光地 - スヴォーロフ広場

スヴォーロフ広場はティラスポリの中心にあります。広場の中心には、露土戦争で活躍したアレクサンドル・スヴォーロフの銅像があります。周囲は芝生や花壇が整備されていて、散歩するのも楽しいです。
4ティラスポリの観光地 - 連邦政府市庁舎&レーニン像

10月25日通り沿いのひときわ大きい建物が連邦政府市庁舎です。政府系の建築物のため、入場はできませんが、外観を眺めるだけでも迫力に圧倒されます。
市庁舎の前には、レーニン像が建てられています。
5ティラスポリの観光地 - 栄光のモニュメント

スヴォーロフ広場の向いには、栄光のモニュメントがあります。ここは、過去の戦争で国のために命を落とした戦死者を追悼する意味合いがあります。
6ティラスポリの観光地 - I loveモニュメント

どこの観光地にも「I LOVE〇〇」のモニュメントを見かけますよね。このティラスポリも「I LOVE 〇〇」モニュメントがあるんです。多くの観光地のように英語ではなく、ロシア語で造られているので新鮮な印象を受けます。
7ベンデルの観光地

ベンデルの主要な観光地は次の2つです。どちらもバスターミナルから近いので、徒歩でも充分に周ることができます。
・ティギナ要塞
・戦車のモニュメントとベルタワー
それぞれ詳しく解説します。
8ベンデルの観光地 - ティギナ要塞

ベンデルの観光の目玉はティギナ要塞です。ティギナ要塞は、16世紀のオスマントルコ征服時代に建設されました。一度は露土戦争で破壊されますが、現在のものは19世紀に修復されたものです。
ティギナ要塞の敷地の中には、ロシア正教会も建設されています。
要塞の入り口にはチケットオフィスがあり、入場には50ドニエストルルーブル(約350円)かかります。
要塞の中には、歴史博物館や農機具の展示もあります。
9ベンデルの観光地 - 戦車のモニュメントとベルタワー

戦車とベルタワーは、バスターミナルからティギナ要塞に向かう途中にあります。これらは過去に戦争で亡くなった方を追悼するとともに、平和を願って建てられています。
10ベンデルの観光地 - ティラスポリとベンデルへのアクセス

キシナウから、ティラスポリとベンデルへのアクセスはミニバスが便利です。
ウクライナのオデッサから鉄道で行くこともできますが、入国でトラブルになる可能性もあるので、キシナウからミニバスで行くようにしましょう。
11ベンデルの観光地 - ミニバス

ティラスポリやベンデルへのバスは、キシナウの中央バスターミナルから出ています。
ベンデルに行く場合は「Bender」行きのものに、ティラスポリに直接行く場合は「Tiraspol」と表示されているミニバスに乗りましょう。
ミニバスは、15分〜20分おきにどちらか一方が出ています。
料金は片道30MDL(約200円)程度です。
行き先の表示はモルドバ語表記(キリル文字)の場合もあるので、チケット売り場の人やドライバーに聞くようにしてください。
12ティラスポリ、ベンデルの観光のポイント

まず、キシナウからベンデル行きのバスに乗って、ベンデルに行った後に首都のティラスポリに移動するルートがおすすめです。
ベンデルからティラスポリのミニバスは、ベンデルのバスターミナルからは出ていません。中心部付近(Elitというショッピングモールの前)から出ているので少し分かりづらいです。英語も通じないため、「Tiraspol」と書いた紙を現地の人に見せて、尋ねてみることをおすすめします。
ティラスポリからキシナウに戻るバスの最終は16時頃なので、最終便が何時か確認するようにしてくださいね。
13キシナウからティラスポリ&ベンデルへ、1dayトリップしよう!

本記事では、モルドバの地方都市であるティラスポリとベンデルを紹介しました。
ティラスポリとベンデルは、旧ソ連の雰囲気が色濃く残っており、キシナウとはまた違った雰囲気が楽しめます。また、ティギナ要塞などの中世ヨーロッパを感じれる遺跡もあるので、遺跡好きの人でも満足できる観光地です。
キシナウを観光して、時間に余裕がある際はぜひティラスポリとベンデルを訪問してみてください。