モルドバを訪れる人がまず降り立つ場所である、首都キシナウ。
キシナウはモルドバ観光の拠点ともなる街でもあり、モルドバ屈指の賑わいを見せています。
本記事ではモルドバの玄関口である首都キシナウがどんなところなのか、魅力を余すところなく紹介します。
目次
1首都キシナウはこんなところ
キシナウは周辺諸国の首都と比べて人が少なく、緑豊かで静かな首都です。
メインストリートであるシュテファン・チェル・マレ大通り沿いには近代的で綺麗な建物も見られますが、中心部から少し離れると旧ソ連諸国に見られるような無機質な街並みも多く見られています。
キシナウの中心部は非常にコンパクトにできており、見所の多くはシュテファン・チェル・マレ大通り沿いに集中しているため、徒歩で充分に周ることができます。
2首都キシナウの観光地
首都キシナウの主な見所には次の5つがあります。
・勝利の門
・キシナウ大聖堂
・中央市場
・シュテファン・チェル・マレ公園
・国立歴史博物館
それぞれ詳しく紹介していきます。
3勝利の門
勝利の門はキシナウのシンボル的な建造物で、シュテファン・チェル・マーレ大通り沿いに建ってます。キシナウ屈指の観光スポットのため、写真撮影をする観光客でいつも賑わってます。
この勝利の門は1846年にロシアがトルコとの戦争に勝ったことを記念して、パリの凱旋門をモデルに建設されました。
夜間にはライトアップされるため、ひときわ華やかになっています。
4キシナウ大聖堂(ナステレア大聖堂)
キシナウ大聖堂(ナステレア大聖堂)は勝利の門のすぐ奥にある、ロシア正教会の大聖堂です。
大聖堂の前には大きな鐘の塔があり、大聖堂と合わせて写真を撮るのが定番になっています。
建設は1836年ですが、第二次世界大戦中に破壊されてしまいました。また、その後も歴史上の様々な出来事により、破壊と修復が繰り返されます。
現在の姿は1997年に復元されたものです。
5キシナウ中央市場
市場では食材から日用品まで何でも揃います。
たくさんの店が軒を連ねて迷路のようになっているため、初めて行く時は迷子になりそうになります。
キシナウ中央市場の雑多な感じは、どこかアジアのマーケットの雰囲気があり、ヨーロッパにいることを忘れさせてくれます。
6シュテファン・チェル・マレ公園
首都キシナウの中にある緑の多い公園で、非常にゆったりとした時間が流れています。
綺麗に整備された公園には家族づれやカップルだけでなく、ランニングしている人やボートを楽しむ人も見かけます。
キシナウ観光を徒歩で周る場合は、この公園で一休みするのもいいかもしれません。
7モルドバ国立歴史博物館
前庭にはインパクトの強い狼の像がある、規模の大きな博物館です。
この博物館には絵画や彫刻など、263000点もの展示品が展示されています。
展示品は古代史、考古学、中世史、ベッサラビアの歴史、現代史、宝物の6つのセッションに分けて展示されてます。
これらのセッションの展示品から、ルーマニアとロシアの間で揺れ動いたモルドバの複雑な歴史が垣間見れます。
展示品の中には、なぜか日本刀も含まれているので親近感を覚えます。
8まとめ
本記事ではキシナウの観光情報について紹介させていただきました。
キシナウは一国の首都でありながら、静かで穏やかな雰囲気のため、長旅で疲れた旅人を癒してくれます。
また、街の所々に旧ソ連の雰囲気も残っており、モルドバの複雑な歴史も垣間見ることができます。
キシナウは周辺諸国の街に比べると、穏やかな雰囲気で、物価も安く、生活に必要なものは一通り揃うのため、長期旅行の際に一休みするにも最適の街でもあります
キシナウに行かれた際は、ぜひゆっくり滞在してみてください。