モルドバに行くなら、ついでに周辺の国も訪れてみたい!と考える人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、モルドバの隣国である、ウクライナとルーマニアについて紹介します。
隣国であるため、ウクライナ、ルーマニアともモルドバから簡単にアクセスできます。。
モルドバに渡航する際は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1ウクライナ
ウクライナもモルドバと同じく、旧ソ連から独立した国です。ロシア以外だと、ヨーロッパで一番大きい面積の国です。これだけ面積も広いので、山岳地帯からビーチまで、様々な顔を持っています。
また、ウクライナは寒い国のイメージがあるかもしれませんが、日本のように四季があります。特に夏は暑くなるので、水分補給はこまめにしましょう。
<基本情報>
首都:キエフ
人口:4413万人(2020年)
通貨:グリーブニャ
公用語:ウクライナ語、ロシア語
ビザ:90日以内の滞在であれば不要
場所:
ここでは、キエフとオデッサの2都市について紹介します。
2ウクライナの都市「キエフ」
キエフはウクライナ最大の都市で、旧ソ連から独立後は首都に指定されました。キエフの市内には歴史を感じる教会や、特徴的な教会も多く、教会巡りも楽しいです。
また、キエフは首都であるため、ウクライナ料理が楽しめるレストランも豊富にあります。キエフ風カツレツやボルシチなどが特におすすめです。
キエフ周辺の主な観光地
・ソフィア大聖堂
・聖ミハイルの黄金ドームの修道院
・アンドレイ教会
・ペチェールスカ大修道院
・チェルノブイリ博物館
・愛のトンネル(リブネ)
・世界一深い地下鉄
・チェルノブイリ原発(チェルノブイリ)
キエフ観光は、教会や大聖堂巡りが中心になります。地下鉄も発達しているので、観光での移動には不自由しません。
ウクライナの観光名所で、特におすすめなのが「愛のトンネル」です。愛のトンネルへは、キエフから日帰りまたは1泊2日で行くことができます。
旧ソ連の国々の地下鉄のホームは、地下深くに造られてるのが特徴です。キエフにあるアルセナーリナ駅は「世界一深い地下鉄」として有名です。その深さは何と105mもあります。エスカレーターの速度が早いと言えど、ホームに降りるのも一苦労です。キエフに行ったら、ぜひ観光がてらアルセナーリナ駅に行ってみてください。
キエフ〜モルドバ間のアクセス
<交通手段>
飛行機:約1時間
夜行列車:所用約18時間
バス:所用約8時間
飛行機が楽ですが、値段と所要時間を考えるとバスが現実的でしょう。キエフからモルドバ方面へ向かう場合は、オデッサを経由して行くのもいいかもしれません。
3ウクライナの都市「オデッサ」
「黒海の真珠」と呼ばれるオデッサは、南部にあるウクライナ第3の都市です。黒海に面しているため、古くから貿易都市として栄えてきました。
オデッサにはビーチもあり、夏には海水浴も楽しめます。内陸国であるウクライナでは珍しく、リゾートの雰囲気が漂っています。
オデッサ周辺の主な観光地
・ポチョムキンの階段
・オペラバレエ劇場
・アルカーディア(ビーチ)
街の造りは碁盤の目のようになっているため、迷うことはほとんどありません。ビーチがあるアルカーディアを除けば、頑張れば歩いて周ることも可能です。
アルカーディアへは、オデッサの中心部からはトラムで30分程度でアクセスできます。アルカーディアはビーチだけでなく、レストラン街や遊園地も併設されているので、一日がかりで楽しめます。
オデッサ〜モルドバ間のアクセス
<交通手段>
バス:所用約4時間
キシナウへは、バスが一日数本出ており、モルドバへのアクセスはウクライナの中ではオデッサが一番便利です。
夜行列車の便もありますが、入国でトラブルになる可能性があるので避けた方が無難です。
4ルーマニア
ルーマニアは、モルドバの西に位置する国です。中世ヨーロッパの面影が残っている地方都市も多々あります。また、鉄道やバス網が発達しているので、各都市へのアクセスも便利です。時間があればゆっくり周ってみたい国です。
<基本情報>
首都:ブカレスト
人口:1929万人(2020年)
通貨:レイ
公用語:ルーマニア語
ビザ:90日以内の観光であればビザは不要
場所:
ここでは、ブカレストとブラショフの2都市について紹介します。
5ルーマニアの都市「ブカレスト」
ブカレストは「バルカンの小パリ」と称されるほど、パリと街の造りが似ています。パリとそっくりの凱旋門があったり、シャンゼリゼ通りを模したような通りもあります。
一時期は西洋の街並みが排除された時代もありましたが、近年は西洋風の建物も増えてきています。お洒落な街並みを味わいながら、街歩きしてみましょう。
市内には治安が悪いエリアもあるので、注意してくださいね。
ブカレストの観光地
・国民の館
・凱旋門
・統一広場
・世界一美しい書店
ブカレストは首都でありながら、それほど見どころは多くありません。1日あれば観光は可能です。市内は地下鉄が通っているので、徒歩と地下鉄で充分に見どころは周れます。
見どころは少ないと言えど、世界一大きな建造物である「国民の館」、「世界一美しい書店」、パリを模した街並みは必見です。
ブカレスト〜モルドバ間のアクセス
<交通手段>
飛行機:所用約1時間
バス:所用約8時間
寝台列車:所用約14時間
ブカレスト〜キシナウ間の移動は3通りありますが、バスが一般的です。夜行バスもあるため、都合の良いものを選びましょう。
キシナウからブカレストへの夜行バスを利用する場合は、ブカレスト到着が早朝になります。早朝は強盗やぼったくりも多発するので、注意してくださいね。
6ルーマニアの都市「ブラショフ」
ブラショフは、ルーマニアの内陸部にある、中世の街並みが色濃く残っている美しい街です。また、旧市街の裏に急勾配の山がそびえ立っているという、珍しい造りの街でもあります。
ブラショフだけでも充分に楽しめますが、周辺にはシギショアラやラスノフなどの魅力的な街も点在しています。
また、郊外にはドラキュラ伝説のゆかりの地である、ブラン城もあります。ブラショフを起点に中世の街巡りをするのもおすすめです。
ブラショフ周辺の観光地
・ブラショフ旧市街
・黒の教会
・トゥンバ山
・ブラン城(郊外)
・ラスノフの要塞(ラスノフ)
・シギショアラ旧市街地(シギショアラ)
ブラショフの周辺には、ブラン城やラスノフ、シギショアラなど、中世の雰囲気が残った魅力的な観光地がたくさんあります。
どこへ向かう場合も、バスや鉄道の便が豊富にあるのでアクセスも便利です。
ブラショフ〜モルドバ間のアクセス
<交通手段>
バス:所用約10時間
ブラショフ〜モルドバ(キシナウ)間のアクセスは、バスが便利です。
10時間という長時間の移動になりますが、途中はモルドバとルーマニアののどかな田舎の風景を見ることができます。ボーッと車窓の景色を眺めながら、目的地を目指すのもいいでしょう。
7モルドバに行くなら、ウクライナとルーマニアも一緒に訪問するのがおすすめ!
モルドバの隣にはウクライナとルーマニアという、魅力的な国があります。せっかくモルドバまで行くのなら、この2カ国も一緒に周ることをおすすめします。
どちらの国も、人々は優しく、食べ物も日本人に合うものが多いです。観光地としても魅力的な両国です。
モルドバを訪問する際は、ぜひウクライナとルーマニアにも足を運んでみてください。